おしまい

《フラッシュバック・スペイン》はもうおしまいにしようと思い始めてから、かなりの時間(年月?)が経つ。
それは、思い出自体が薄くなった事もあるけれど、スペインから帰国した当初の「日本はこれでいいのか?」という苛立ちのようなものを社会が共有してくれるようになったというか、同じように感じる人が少し増えて、個人のホームページやブログなんかで必死になって書かなくてもいい、言ってみればその存在意義みたいなものが薄れてしまったというか…
そんなこんな、気になりながらも、身の回りで色んな事が起こり過ぎて、そのままになっていた。
最近になってやっと少し余裕が出来て、でも具体的にどうおしまいにするのか、綺麗さっぱり削除してしまいたい気持ちと、中々そこまで踏み切れない気持ちの間でウロウロしておりましたが、2013年にホームページをブログに移行した時に書いた about を読み返してみると…

「…9年前に書いたものを今読み返してみると、我ながらなんともまどろっこしく…
当時は重要に思えたディテールが冗長に感じられるところ多々あり…
なのですが、現代スペインの激動期とも言える時期を
その中で生きた日本人の、ひとつの記録ではあるので
とりあえず最小限の訂正(主に削除)を加えて…」〜〜

…そうか、この際、冗長に思えるところ、もうそれ程意味がないと思えるところをバッサリ切ってしまえばいいのではないか? と思ったの。

そうやって見直して、残したいところだけ過去ログとして持って来て…
で、それももういいやとなったら、その時消せばいいだけの事じゃないですか!

尚、2015年頃に書いた about 2 は過去ログにします。
当時「失われた10年が失われた20年に…」というような事が言われていて、
それが更に「失われた30年」というような表現も聞かれる昨今ですが…

でも・もう・お・し・ま・い・にする。