ナスカの遺跡

90年3月3日

ナスカの遺跡に関係ある古い遺跡の町を女友達と二人で訪ねていて、その遺跡の管理だか保存だか研究だか、そういう仕事に携わっているか、好きでやっていると言うような男性が案内してくれている。

その町には突如として、とてつもない大きな波が浜に押し寄せてやってくることがあり、現にその時も右前から、本のちょっとした波の動きが渚でとてつもなく激しい大きな波になって、あやうく自分たちのところまでは届かなかったけれど、こういう事があるのでは、その遺蹟、或いは古い町が崩れてしまったのも頷ける。

少し高台みたいなところで学校の制服みたいなのを着た思春期(10代前半?)の女の子数人(5、6人?)が向こうから、横に一列に並んで道を歩いて来る。その女の子達が、そういう波のひとつに呑まれてしまったという出来事が昔あったようだ。

ナスカの遺跡というのは実はそういう事で、前はあった町、或いは文明が、ごく最近、ほんの2、3世紀前に滅びてしまったというのが真相なのだ。
でもそれでは、その文明は、どうやってあの地上絵のようなものを作る事ができたのかという疑問は残るけど(地上絵を上から見ているイメージ)

場面変わって、(同じ町の)暗い小さな映画館の中にいる。そこになんと、留学時代の最初にフラットをシェアしたスイス人のE という設定の女性が出て来て、「私よ」と名前を言いながらニコニコして飛びついて来る。彼女は映画館の後ろについているドアから、何か案内するような感じで先に立つ。

そのドアの向こうはなんと、映画館の後(上)にこんなところがあるとは思えないような、広い、明るい、そして天井は高いドームのような、大きなガラス張りの(透明な)体育館のような建物で、底面は大きな長方形のようで、透明な壁を何メートルかおきに、鉄骨が縦横に走っている。

案内人の男はそこへ前にも来た事があるらしく、そこへ来ると仲間と麻雀が出来るので喜んでいる。
ピンポン台みたいなののところに行って麻雀を始めようとしていると、大学時代の友人 A ともうひとり寄って来る。

彼らをその場に置いておいて、もっとこちらの方へ来ると、E が未だにこにことしながら、壁を背に、こちらを向いて立っている。

何か大きな Monumento が昔波にやられて大きく傾き、半分水に浸かって、その上に今のものは建っているのだ。
昔のモニュメントがすごかった事、その波もすごかったこと、その上に又、今のものが、かなりしっかりと建てられている事などを感じる。昔の四角の上に丸いドームがついたような遺跡が斜めになって、半分水に浸かっているイメージ…以下省略。