ユーロと共に

ギリシャが財政危機とかで、あっという間に下がってしまったユーロの値打ち…

実は、持ってるお金の殆どを未だユーロで持っていて、円での収入は殆ど無い…

でもここまで下がると開き直ったというか、為替の変動に一喜一憂して、円への換え時を心配するよりは、も~腹を括って「ユーロと共に」生きよう!みたいな気がして来た。

そもそもスペインで家を買った時、金利が円建ての数倍高いペセタ建てでローンを組んだのは、ペセタでお給料貰ってる、つまりスペイン経済の中で生きてるからには、その中で返せるものにせんと、と思ったワケで、

そのスペイン経済が大きく成長して、ペセタがユーロになって、不動産価格が高騰して、だからローンを返しても余るくらいの値段で家が売れたワケで、

日本に住むなら今度は、あくまでも日本の経済と共に頑張るべきところが、

帰国後数年経っても思ったような仕事=収入が得られないので、

…なんとなくいつまでもユーロに頼って生きてる感じなんだけれど、

スペインが「ヨーロッパの田舎」「ピレネーを越えたらアフリカ」と言われた頃から、ECに加盟して、それからEUになって、そしてそれを、スペイン人達がどんな風にやってのけたか、少しでも知ってる人間としてはですね、
彼らの大らかな頑張りから多くの事を教えられた、いわば自分の中の多くのものを彼らに負ってるワケだから、
ここは苦しい時も彼らと一緒でいいんじゃないか、というような気がしてきた。
言ってみれば今までず~っとそうだったんだし。

今回のギリシャ危機で、「EUが金融安定化のメカニズムを創設した措置を評価する、何年か後には新生ユーロッパが評価される時が来るだろう」という見方も中にはあったりして、

「スペイン人、そしてヨーロッパの底力はやっぱりスゴイ」と、予てから思ってる人間には、この数少ない意見が結構説得力ある気がするし?

…というワケで、今暫く緊縮財政。ま、なんとかなるってば…