子供時代の夢

6歳前後? 漫画が読めたという事はもう少し後かもしれない。
夢全部が漫画のスペクタクルで、自分はその主人公の女の子。
悪者がいて、その悪者達との応酬があって、その過程で?海の下のトンネルを抜けて、丸い円盤状の海底基地まで行った。
この夢は一度だけだけど、かなり印象が強烈で、83、4年頃に書き留めた。

同じ頃に書き留めた夢に、幼児期(3、4歳?)に何度かみた気がするのがある。
大阪の繁華街の橋の上に、母が紺色のスーツ(当時のよそゆき)を着て後ろ向きで立っている。
でも近寄ると、それは別の人だった。

大阪に住んでいたのは4歳位までで、当時の記憶は非常に断片的なものばかりだけれど、そんな中にこの夢もある。
ユングを読んで、幼少期の母親との分化?(用語は忘れたけど)に余りにも一致するので、自分でびっくりした。

もう少し大きくなってから(思春期前くらい?)別れ道の夢を繰り返しみた。
いつも同じ道、同じ岐路で、どっちを行けば帰れるという事が分かっている。
山を越えたところにある別れ道で、左に行けば良かった。
その道を行けば知っている所に出る、家に帰れるという感じ。

そうして帰って来ると、自分の家がなくなっている事があった。
これは別の情景で、山の斜面にコンクリート管のようなもの(少なくとも2本、送電か送水の管?)がずっと走っていて、そのふもとに、小学校低学年の頃に住んでいた社宅が並んでいる。
でも自分の家だったところは、もう自分の家ではない。
実生活でも既に別の社宅に引っ越した後、小学校の中学年くらいだったのかもしれない。

これもユングを読んで、これらの夢が子供時代の無意識との別れ道、意識の発達過程を表す夢だったと思う。
最後にその夢をみた時、別れ道で右を選んだのも象徴的。